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先日の配信ライブ、見てくれたみなさん、どうもありがとうございました！
ツアーのことや、MVのこと、もっと話したいことがあったのだけど、上手く話がまとまってなくてすみません。。

配信でも言いましたが、5年ぶりのツアーということで、正直、前回より更に半分以上とか下がったところからまた始めるということを分かっていて、覚悟して挑みます。

5年も経てば、自分たちも変われば、聴く人の趣味趣向も変わるし、状況が変わってライブに行けないとか、そもそもそこに住んでいないとか、それは当然で普通にありえることで。

ほそぼそソロ活動もやってましたが、僕の力不足でそこでの新たな拡がりよりも、その間に離れていった人の方が多いこともよく分かっています。

だから未だに懲りずに必要としてくれる人はもう何というか、よっぽど気が合うソウルメイトみたいに感じてますけど、それは当たり前じゃない本当にありがたい特別なことで。

休んでいたり、動きが鈍い自分たちが悪いだけで、でも遅かれ早かれミュージシャンとお客さんの関係ってそういうことだと思うのです。

きっと飲食店や美容院も同じで、懲りずに同じところに通う一途なファンも居れば、時間が経って離れてしまうことがあるのは自分でもよくあること、ある意味自然なことであって、何も悪いことではない。

だから僕は、このリリースを通して新しく気が合う人たちに出会いたい。

初めてCDを出した時のような気持ちで。

僕にとって、音楽は好みでしかない。もっと言えば映画も食べ物も何もかも。

気が合うかどうか、好きかどうか、同じ琴線に触れるかどうか。それが全てで。

もちろん万人と気が合うとは思ってはいないけど、今よりもう少し、いやもっと気が合う人がいるはずだ、という信念を持ってやっています。

こんな気持ちがなければ、そもそも続けられないし、維持で良いと思えばしぼんでいく一方ということはどんな仕事でも一緒でしょう。

あんまりね、自分から人に近づいていくタイプではないから、リリースとかツアーとか必要に迫られないと、そういう気が合う人探しを積極的にできない人間なのだけど、改めて今ある曲や、新しく出来た曲を元に、また気が合う人と出会っていきたい、そういう気持ちです。

そばにいる人やその気持ちが永遠に続くような、続いていけばいいなぁという、何か漠然とした期待や希望のような感覚が昔はありました。

でもきっと続いていくというのは、そういうことではなくて。今、ここにいる人や気持ちが大切で、ただその今を信じていくことの繰り返しで、それだけで良いじゃないかと。

僕にとってはメンバーやスタッフ、手をかしてくれる関係者、ミュージシャン、そしてカミナリグモを必要としてくれる人が今ここにいること、それが頼りで、道標で、ただ純粋に感謝している。

奇跡みたいな出来事を当てにはしていないけど、今より少し良くなることを目指して、またこれからもリリースをしてツアーができるような、ささやかな規模でもそれができる形を作っていくことが今の一番の目標です。

「夜明けのスケルトン」はバンド曲の中では最後の最後に出来た曲で、このリリースやツアー、そしてそこに関わってくれる人に向けて、新しいテーマソングと言えると思います。MVは長年カミナリグモに関わってくれている木山さん（ロボスも作ってくれました）制作で言わずもがな、最高です。

あと、ツアーのことでいくつか。

今回行けない地域、そういうところに限って、熱心な顔が分かるお客さんがいます。いや、基本的にこの規模だと、アコースティックライブに頻繁に来てくれるような人はみんな覚えてしまうのだけど、なかなか行けない地域の人ほど、うれしい気持ちや歓迎してくれている気持ちが伝わるというか、だから今回、申し訳ない気持ちや歯がゆい気持ちがとてもあります。とにかくまた拡げていくことをがんばっていくことで、好きでい続けてくれる人に会いに行けるチャンスもあるし、それを目標にこのリリースとツアーの時間を過ごしたいと思います。

また福岡はソロの弾き語りでお世話になっていた、音楽好きのご夫婦で切り盛りしている素敵な雑貨屋さん＆カフェで、今回もお世話になる予定ではいるのですが、現状の自粛の影響で、ライブの頃、お店自体がどうなっているかまだ読めないということで、随時連絡を取り合って調整しています。

まあそれでいうと福岡に限らず、全会場そうなのですが、、固定費は休業中もかかり続ける訳で、この状況が続いていくのは本当に苦しい。ミュージシャンもそうですが、何かしら業態を変えて生き残っていくことを考える必要も出て来ていて、僕たちのツアー自体も最悪、有料配信に切り替えるとか、そういう可能性もありえると思っています。

なので、プレイガイドがある会場も、キャンセルしてもお客さんにリスクがないように、全会場WEB予約で対応しています（バンドツアーは5/22〜）。こちらも来られる意志のある人は早めに把握できると安心なので、是非思い立ったら予約してもらえるとありがたいです。

最後にバンドツアーは今回、フォズの菅野くんとLOSTの源さんのアルバムではない組み合わせで参加してくれることになりました。菅野くんは直近のバンドライブで、源さんも一度カミナリグモのライブで叩いてもらったことがあります。ちょうど9月ということで、春先にキャンセルになった公演の延期が多い時期で、スケジュールを調整してくれたお二人に感謝しつつ、貴重なバンド編成、良いライブにしたいです。

ツアーのこと、MVのことを書いたら長文になってしまいました。。

確かな今を頼りに、リリースやツアーに無事たどり着けるように日々過ごしていきます！