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リリースから一週間!

2020.06.24

リリースから一週間経ちました!

久しぶりだったけど、バンドにとってリリースっていうのは、
一つの歴史で、お祭りで、たまの節目にしかない貴重な愛おしい出来事だっていう、
そういうことを実感している日々です。

プロモーションしていく中でアルバムに込められた自分の想いだったり、
改めて浮き彫りになって来る過程もリリースならではで。

バンドサウンドにずっと憧れがあって、カミナリグモにリズム隊がいないことへの
コンプレックスみたいな気持ちがずっとあったこの十数年。

固定のメンバーでやらせてもらえた時期もあったし、
打ち込みで全て完結させようとした時代もあって、
裏を返せば、全部、バンドじゃない、足りないことを埋めようと、
繕おうと、もがいていたような気がする。

活動休止も経て、また時間も経って、改めてこの二人で
音楽を作っていくことの大切さ、愛おしさみたいなものを再認識できたことで、
バンドへの憧れよりも、この二人だからできること、
この二人で音楽を作っていくことの重要さが上回ったような感覚があるような気がして。

だから今回はライブでの再現性とか、バンドっぽい制約から解き放たれて、
楽曲とメンバー二人から逆算した、自由度の高い制作ができたのだと思います。

はじめて曇りのない、メンバー二人であることを心から誇りに感じて作れたアルバムになったと思う。

正直、何が売れるかとかもう分からないのだけど、
そういう気持ちで作った作品が誰かの耳に届いて、
好きか嫌いか判断してもらえるような機会ができるだけたくさんあればいいなぁと。

本当に多くは望んでいない、でも届くべき人に僕たちの音楽が届いて、
こういう活動がささやかでも続けていけるように、それだけが僕の願いです。