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#04 東京の雪

2022.01.28

舞う雪に見とれたキミの横顔に
見とれてしまった僕は
まるで写真か絵の中に迷い込んだよう

吐く息は煙みたいでキミの
呼吸の形が分かったよ
言葉はなくても聞こえたような気がしたよ

明日にはもう 溶け出してなくってしまうことを
僕ら知っているから 心に刻むんだ
積もっていく時間と記憶 凍らせたらいいのに
そんなことを思って見ていた 東京の雪

先日降った雪で、一曲書けたので早速デモを作りました。

そういえばカミナリグモで雪の曲ってないなと書き出したら割とすぐに出来て。

というのもちょうど思いついたメロディーを録音しているスマホのボイスレコーダーのデータを整理していたら、このAメロが出てきて、これで雪の曲どうだろうと思ったら、すらすら言葉がのって、物語や想いが展開していって、録音して、なんちゃってアレンジをして形にしてみました。

本当は凛とした声の女性ボーカルで歌ってもらえたらもっと映えるんだろうなぁ。

東京の雪、でちょっと限定してしまうのもどうかなと迷ったのだけど、豪雪地帯だと「明日にはもう溶け出して」しまわないので、やはり、雪の儚さや見惚れるような雪に対する珍しさや美しさの感覚は東京とか、普段雪があまり降らない地域でのストーリーだから、例として自分が住む「東京の雪」とつけてみました。なので、大阪の雪、でも福岡の雪、でもいいんだけどね。

雪が降らない日でも、きっと雪のように時間や想いが降り積もっていて、それが明日にはどんどん溶けて、薄まってやがてなくなってしまうことの繰り返しで、雪が降った時にふとそんなことを想って出来た曲でした。

来年の冬とかに改めてちゃんとフルで形にしたいね。

来週はまた新し目の曲のデモを聴いてもらえたらなと。

また一週間、大事に過ごしていこう。

(Gt.Vo.上野啓示)