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カミナリグモ kaminarigumo

カミナリグモ 7th Full Album

7th Full Album

MELODY TOWN

2025.07.16.OUT!

VIDEOS

カミナリグモ 7th Album「MELODY TOWN」ダイジェスト

RELEASE

カミナリグモの過去、現在、未来を紡ぐ
カラフルなパッチワークアルバムが完成!

「破れたらまた縫い直して
僕だけの模様と姿で」

新旧、楽曲ごとに表情を変えるラインナップと、豪華ゲストミュージシャンに彩られた全11曲。
Hey!Say!JUMPに楽曲提供した「ハローメロディ」、ギタリスト、真鍋吉明とのコラボ楽曲「MY FILM」のセルフカバーや、活動初期の人気未発表曲「あいにいくよ」も収録。

ゲストミュージシャン:
Ba.タケシタツヨシ(メレンゲ)、 Dr.堀正輝、Ba.菅野信昭(FoZZtone)、 Dr.大岡源一郎(LOST IN TIME)、Gt.三井律郎(THE YOUTH/LOST IN TIME/La la larks)、cho.竹澤汀、cho.にゃんぞぬデシ、cello.吉良都

Amazon・TOWER RECORDS初回購入特典として、オリジナルステッカーをプレゼント!
*初回購入特典は数に限りがありますので、是非ご予約の上、お買い求め下さい。

7th Full Album
「MELODY TOWN」

2025年7月16日(水)発売 / SCRP-0012 ¥3,000(tax in)

2025年7月16日(水)発売
SCRP-0012 ¥3,000(tax in)

CD収録内容(全11曲)

  • 01.つぎはぎバルーン
  • 02.Miniature Lamp
  • 03.Rusty or Shiny?
  • 04.ハローメロディ
  • 05.あいにいくよ
  • 06.MY FILM
  • 07.December
  • 08.ミッドナイトヘッジホッグ
  • 09.Graffiti on my desk
  • 10.メロディタウン
  • 11.シンガー -from melody town-
    【CDのみ収録ボーナストラック】

ゲストミュージシャン:
Ba.タケシタツヨシ(メレンゲ)、 Dr.堀正輝、Ba.菅野信昭(FoZZtone)、 Dr.大岡源一郎(LOST IN TIME)、Gt.三井律郎(THE YOUTH/LOST IN TIME/La la larks)、Cho.竹澤汀(Cinématographe ex.Goose house.) 、Cho.にゃんぞぬデシ、Cello.吉良都

SELF LINER NOTES

  • 01.

    つぎはぎバルーン

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    去年、花粉症発症をきっかけに半年続いた体調不良の中で出来た曲。食事改善で今はすっかり元気だけど、体調不良の間、未来に全く良いイメージが沸かず、曲作りもままならなくて。微かに残った希望や期待を振り絞って、まるでこれまでのバンド活動の象徴のようなつぎはぎ風船が「みすぼらしくてもいいよ 飛ぼう」と決意した締めくくりで、また前に進むことができた大切な曲。

    Key.ghoma 去年の5月くらいに啓示くんからデモをもらってから取りかかったけど、最初はフィッシュマンズっぽいダブアレンジで、希望感の塩梅がアレンジでうまく定まらず、方向性決めるのにわりと時間かかった曲。でも前進感やRPG感の方向にサウンドをシフトしたらうまく構成できた。サポートメンバーのアイディアがパーツの様にうまく組み合わさって、名曲になっていった気がする。サビの浮遊感あるパッドの音が風船の世界とうまく融合できて個人的に気に入っている。

  • 02.

    Miniature Lamp

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    子どもの頃、寝る前の豆電球の薄明かりに包まれた世界が大好きで。自分だけの秘密基地のような、眠りにつく前、明日との隙間にできた異空間に広がる無限のイマジネーション。大人になるにつれ、忘れてしまっていたあの天井に広がる世界に想いを馳せて、着想から一気に書き上げた。曲調は中村一義さんの「犬と猫」のイメージだったんだけど、結局あまり近づけられなかったな(笑)。

    Key.ghoma ビートの中に世界が拡がっていくようなストーリーが見えたらいいなぁ、と思ったけど、Aメロ、Bメロ、サビとうまくアレンジ展開にうまく出来たと思う。Dr.堀くんのアプローチも素晴らしかったけど、特にBassツヨシさんの歌詞に寄り添ったベースラインが気に入っている。昔を懐かしむような感覚値から始まりたいと思って、イントロのシンセの音色は作ったけど、そう聴こえるといいな。

  • 03.

    Rusty or Shiny?

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    去年末のバンドワンマンライブのタイトルで、せっかくだからライブタイトルにちなんだ曲を作ってみようと思って書き出したらめちゃくちゃ良い曲になった。過去の出来事は変えられないけども、今の自分次第で、過去のイメージは変えられる。タイムマシーンがもしあっても、過去のマイナスを消しちゃって、今が変わってしまうのが嫌になるくらいの今に変えるんだ、というカミナリグモや自分のこれからのテーマ曲。

    Key.ghoma 新曲作ってすぐにライブでやる予定だったから、最初からそれを想定してフレーズは考えた。腕を振り上げる為に隙間つくるとか、アクションしやすいようなリズムの弾き方にするとか。啓示くんから最初にデモもらってからわりと早い段階で全体像が見えたかな。とても前向きな気持ちになれて演奏してても気持ちいい、新しい自分達のテーマソングの感じがしている。

  • 04.

    ハローメロディ

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    活動再開後に出したアルバム収録の「夜明けのスケルトン」がきっかけでHey!Say!Jump!に提供することになった曲。当時あったストックの中からちょうどコロナ禍から動き出すタイミングにぴったりのメッセージだなと思って。しっくり来てなかったAメロの歌詞は半分以上描き直したかな。このギターリフは原曲のデモではエレキで入ってたんだけど、シンセとアコギのエレクトロフォークみたいにしようとゴマちゃんの提案でアコギになりました。

    Key.ghoma Hey!Say!Jump!のバージョンは万人に共感してもらいつつカミナリグモを感じるサウンド感を目指したけど、セルフカバーするなら自分達節をより感じてほしい、と思って、電子と生を融合させた得意のサウンドスタイルにできたと思う。I am robot and proudやPlastic Operatorのエレクトロ感が好きで、そのあたりを音色の参考にしながら全体像を構築してみた。

  • 05.

    あいにいくよ

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    もう覚えてないけど、最初にサビを作ったのは多分10代だったと思う。Aメロの「乾いた風を切って」の歌詞は同じだけどその後はまた違って多分三パターンくらいあったんじゃないかな。リリースを考えていたタイミングでロックバンドの方向に舵を切って、しばらく出番がなくて、当時の感じでオルタナロックアレンジも作ってみたけどしっくりこなくて、活動再開後はその時の新しい曲を出したいモードがあったりで、今やっと素直にRECできる気分になって原点回帰のこの形になりました。昔はずっと下コーラスだったけど、当時よりキーを半音下げて、上のコーラスを入れることにしたら、竹澤さんの柔らかい声が思い浮かんで、想像通り主旋を包み込んでくれて絵空事に続いてとてもありがたかったです。

    Key.ghoma 20数年間、とても想い入れがある楽曲だったし、これまで数え切れないアレンジパターンでデモを作ってきた。世に出す形はシンプルに歌詞とメロディを聴かせるスタイルで、ずっと変わらず愛されてほしいという想いを込めて、リズムは菅野くんのアップライトベースと源さんのブラシドラムから上物をアレンジ構成していって、いい形になったと思う。弦楽器で一番好きなチェロを一本だけ入れて、Cello.吉良ちゃんも細かいニュアンスや音符のアイディアを出してくれたんだけど、より歌心を強調する感じになったかな。これからもずっと大事にしたい曲。

  • 06.

    MY FILM

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    真鍋さんとのコラボ楽曲用に作って、その時は必然的にトラックアレンジになったので、バンドサウンドでカミナリグモでも再現できる形での録音は当時から想定していて。最初はピロウズの「ICE PICK」のイメージで三期初期のブリティッシュなギターを入れて欲しい!という曲調で作って、歌詞もいつも自分が書くようなテーマでありながら、綺麗なものを羅列していくレトリックがとても上手くいって気に入っている。

    Key.ghoma 真鍋さんとのバージョンとの差別化で、ドラムべースが入ってバンド感・躍動感を強めたいと思ったから特にツヨシさんのベースラインは結構動いてもらう感じにした。アレンジ方向性はほとんど迷う所が無くて、数時間で1日プリプロ作業のみで終わったと思う。Mixでバランス調整する段階で、全体に歪み感を強調するなどでアグレッシブなトーンをより強調してみた。triographバージョン、MELODY TOWNバージョン、どちらの良さもあるので、比べて聴いてもらえると嬉しい。

  • 07.

    December

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    ゴマちゃん発信の曲で、最後の最後に出来た曲。いつもアルバムの主要曲が出揃ってから他にないバランスの曲を書き足すんだけど、ゴマちゃんのアンデスリフが出来て、他の詩曲も書き出したらスムーズに完成して。なかなか踏み出せない臆病さと小さな勇気の世界観はスピッツのイメージでカミナリグモでもちょくちょく出てくるストーリー。 ちょうど去年末のワンマン見に来てくれた三井くんと再会して相変わらずカミナリグモでギター弾きたいと言ってくれてたのを想い出して、これ弾きまくってもらったらおもしろいかも!とお願いしたら、アコギとガットとエレキと三パターン、全然違うフレーズで作ってくれて、一番おもしろかったガットにしたという贅沢なやりとりで、お願いして本当に最高だった。愛を感じた(笑)。

    Key.ghoma 面白いイントロや3拍子だったり、アンデスを使ったりしてみたいと思ってて、アイディア出しをしてみた。啓示くんが拍の取り方を間違えてこっちが意図してないリズムの取り方でメロディ作ってきたんだけど、それでさらに面白くなって、良かった。三井くんのギターが入る前は牧歌的なおもちゃポップみたいな感じだったけど、入って異国風と男らしさが混ざって今までのカミナリグモにないサウンドになった。しかしゼロからアイディア出しするのは得意じゃなくて、最初のスタートがちょっと苦労した。

  • 08.

    ミッドナイトヘッジホッグ

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    周年ライブの際の、ネオンサイン新調のクラファン的な企画の特典音源にした曲。その時と三サビの歌詞が変わってるんだけど、実は当時、三サビ長すぎるかなとカットした部分で、でもやっぱりここが良いとこだよなぁと復活させて逆に一番の繰り返しをカットした流れで。いつも思いが及ばず、面倒な性格と若気の至りで傷つけてしまった人がたくさんいたなぁと後悔に苛まれる夜が自分にはあったりするのですが、みなさんはどうでしょうか。

    Key.ghoma 初めてデモを聴いたのは3年前、周年のduoのライブのステージで。あのとき即興で出てきたフレーズはわりと気に入っていたので、ある程度残して構成している。曲の世界観がすごく繊細な所をいっているから、いろんな肉付けをしてから、引き算の作業のやり取りが結構多かったと思う。コーラスではよくCMで一緒に仕事をしている、にゃんぞぬさんにお願いして、啓示くんの温度を支えながら魂がこもるというか、とても良い塩梅でいれてくれて、他のハローメロディ、MYFILMもそうだけど、良い感じに世界を拡げてもらえて感謝している。

  • 09.

    Graffiti on my desk

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    これもザ・隙間曲で、がっつりした大作が多くなってしまったから軽くておもしろい曲を作ろうと瞬発力でできた曲。毎回アルバムで隙間曲作るのが結構好きで、自由に楽しく作った割に完成度が高くなってとても気に入っている。小学校の頃とか特にかな、教室の机の上は鉛筆の落書きで埋め尽くされていて、想像力は無限大だった。大好きな映画「リトル・ランボーズ」の少年の絵の感じも入ってるかな。

    Key.ghoma 「最初の数秒聴いただけで、カミナリグモと分かってもらえる」ということを大事にしてサウンドメイキングは常にしているんだけど、この曲はそれがより明確だろう、と自分では思っている。さすがにシンセがチープ過ぎるかな、と多少不安になって色々いじったりした段階もあったけど、啓示くんに「落書きのパラパラ感が出た方がいい」と言われて、確かにと、今の形に戻した。間奏のギターソロはへんてこな味があって、とても好きだ。普通のギタリストはあまり考えないんじゃないかな(笑)。

  • 10.

    メロディタウン

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    活動休止中、ソロ活動をしていた時に作った曲。当時弾き語りや、堀くんと菅野くんのスリーピースバンド編成でも一回だけやったかな。音楽に取り憑かれた町が心の中にあるみたいなストーリーで、色んな楽器が出てくるバンドのうた。良い時、悪い時、色んな事情がある時、僕らもみんなもそうだと思うけど、失くしたと割り切っても、どこかで燻っている情熱のうた。「そこに僕らいるんだ」の「僕ら」は自分やゴマちゃん、そして聴いてくれる人たち。「こじつけた始まりでも 歩き出せば同じだろう」のフレーズが自分を奮い立たせるようで胸に染みる。

    Key.ghoma この曲もあいにいくよに通じるところがあるんだけど、敢えて音の肉付けをしなくて歌詞の世界観に寄り添って構成したい、と思った。各楽器のちょっとした音あそびというか、それぞれが歌ってるメロディ達が集まっている感じにしたかった。Dr.源さんの優しいタッチと、Bass菅野くんの音色がすごくマッチして良かった。菅野くんのアプライトベースはLine楽器で本来マイク録音は必要無いんだけど、敢えて指のノイズなどを録る為に収録して、暖かみを足した。コーラスは繊細な竹澤さんの声がほかの楽器の感情に寄り添ってくれて素晴らしかった。あいにいくよ、Graffitiも参加してくれたけど本当にカミナリグモに合う良いトーンにしてくれて嬉しかった。

  • 11.

    シンガー

    Gt.&Vo.
    上野啓示
    やっぱりCD買ってほしいので、CD用に一曲足すならこの曲が良いんじゃないかなと思って、「王様のミサイル」のカップリングから引っ張り出してきた。歌うことで自分を取り戻していくメロディタウンからのシンガー。ここ数年、特に歌い手としての意識が強くなってきて、2022年ツアーのNative Townや、翌年のNINE MILESでハンドマイクで歌ったのも大きかったのかな。以前よりも自分の声や歌が好きになって自信を持って歌えるようになったと思う。最後の歌詞を「うたうよ」に変えて(変えちゃっていいの?)、アルバムタイトルにもちなんで音楽の中で完結させるようにしました。聴いてくれる人がいる限り歌い続けていきたいなぁという気持ちでこの曲で終われて良かった。

    Key.ghoma 普通にピアノのバージョンも作ったんだけど、アルバム最後に来る曲だし、よりおもちゃっぽいテイストにするため、トイピアノにした。鍵盤数が少ないからそのやりくりしながら、ニュアンスつけて工夫したりで作った。エンジニアのタッキーと試行錯誤しながら低音、高音をバランスよく録るためにたくさんマイクを立てて収録したのが楽しかった。とても好きな質感になった。

TOUR

- Unplugged Band Oneman Tour -
- Tour Final Band Oneman -
MORE INFO

SPECIAL

「MELODY TOWN」

レコーディング打ち上げ座談会

BIOGRAPHY

おもちゃ箱の中のいとおしいガラクタが動き出すような、
カラフルでノスタルジックなここにしかない世界。
おもちゃ箱の中のいとおしい
ガラクタが動き出すような、
カラフルでノスタルジックな
ここにしかない世界。

上野啓示の描く物語的、映像的な世界観に、ghoma(ゴマ)こと、成瀬篤志のカラフルで奥行きのあるサウンドメイキングが特徴的な音楽ユニット。
2007年、上野啓示にとっては長野県信州大学の先輩にあたるKey.のghomaが正式メンバーとして加入し、現在の二人体制として活動を開始する。
2008年に『春のうた』でデビュー。2ndシングル『王様のミサイル』共に各地FMパワープレイを多数獲得、「キミだけのカーテンコール」がCDTVのEDテーマに起用されるなど注目を集める。
2010年には上野啓示が影響を受けたバンド、the pillowsの山中さわお氏のプロデュースによりKING RECORDSより3枚のアルバムをメジャーリリースし、全国ツアーや渋谷CLUB QUATTROでアニバーサリーライブを成功させる。
2014年、東京FMホールで初のホールワンマンを開催しソールドアウト、2015年にミニアルバム「続きのブランクペーパー」をリリースするも、2016年に活動を一時休止。
2018年にデビュー10周年アニバーサリーライブ開催を機に活動を再開。
2020年、活動再開後初のフルアルバム「SCRAPPY JEWELRY」をリリースするも、コロナ禍により全て無観客配信ライブのリリースツアーとなる。
2022年、メンバー二人での活動15周年を記念して、オリジナルアルバム「Another Trip」と12名のゲストボーカルを迎えたセルフカバーアルバム「Another Treasure」を2枚同時リリースし、渋谷Duo MUSIC EXCHANGEにてアニバーサリーライブを開催。
2023年はthe pillowsのギタリスト、真鍋吉明とのコラボ音源「triograph」の発表と東名阪ツアーを開催、同年10月〜2024年2月にかけてnoodlesとの共作音源発表と東名阪ツアーを開催。 2025年、3年ぶり通算7枚目となるフルアルバム「MELODY TOWN」のリリースが決定、全国9会場のリリースツアーを開催する。 この世界を必要としてくれる人たちと出会うために、また新しい音楽の旅を続けていく。

カミナリグモ OFFICIAL WEBSITE
カミナリグモ 公式サイト