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Room to Room

2021.01.11

2月のライブについて。

僕はツアー以来だから、ちゃんと会場でやるのはちょっと久々で。

結局、リリースツアーは全てオンラインになってしまったのだけど、戸惑いつつも収穫がたくさんあったなぁと。

そういう経験やごまフェスだったり、他のミュージシャンのオンラインLIVEを見たりする中で、自分たちなりにこういうオンラインライブをやってみたいとか、楽しいんじゃないかみたいなイメージが出来てきて。

それを再現できるようなライブにしたいという想いで、ゴマちゃんと色々話していました。

まず夏のツアーのリクエストとか、こないだのセットリスト募集企画とか送ってもらったものを見るのがすごく楽しかったというのがあって、データとしても結構あるので、漏れた曲もできるような機会は作りたいというのはずっと考えていました。

それとやっぱり無観客と有観客ライブというのは全く別物だということ。

夏のツアーはリリースツアーということもあって、どうしても有観客ライブの代わりという意味合いで、お互いにそういうつもりで、「できない代わりに」というスタンスで、それはそれで出来ることを全うできたかとは思う。

でも当然ながら、お互いに「本当は会場でやりたかった、見たかった」っていう気持ちが強くて、特にバンドライブはそうだったかなぁ。

少人数でもお客さんがいての配信だとライブ中継みたいな形式で良いと思うのだけど、無観客ライブのお客さんは飽くまで画面の向こうの人たちであって、顔が見えないお客さんとどういうキャッチボールをしていくのか、オンラインに特化した感覚ややり方が必要だと思い知った。

映像美に特化した、ある意味、一方的な見せ方もあるだろうし、もしくは、インタラクティブな仕組みを作って、観ている人とコミュニケーションをとったり、リアルタイム感を楽しむやり方もあると思う。

オンラインで見ている人はPCなのかテレビなのか、きっと部屋で座って、飲んだり食べたりしながら見ている人がほとんどで、そうするとやっぱりアコースティック編成の方がテンション感が合うだろうし、いっそ演奏する側も部屋の雰囲気にしてホームパーティにみんなを招待するようなそういうイメージが沸いて来て。

きっと普段のライブというより、ラジオ番組、テレビ番組の生放送に近いような気がする。

セットリストはリクエスト初参加の人の分もあるので、土曜日の「NEW SONG LABORATORY」の後に決めて、また細かくはゴマちゃんやスタッフと打ち合わせていきます。

最近は手応えのある新曲ができたり、久々にストック曲を聴き直したら良い曲がたくさんあったりして、アウトプットしたい欲が強くなってきている。

ゴマちゃんにもまだ聴かせていない曲をやるので、生アレンジも楽しみにしていて下さい。

良い曲が出来て、みんなの耳に届くことを想像してワクワクしている瞬間がかけがえなく楽しい。

ドラッグとかよく分からないけど、多分こんな感じなのかなという高揚感。

「Room to Room」、部屋と部屋を繋ぐ楽しいオンラインライブの時間にしたい。